
今回は、「~市民の会+千葉科学大学」発行のパンフレットにある「エリアB」のジュラ紀の岩体がメインテーマです。
朝7:00には、今にも泣き出しそうな空ながら、降雨量はゼロ⇒実施を決めました。今回は、犬岩⇒千騎ケ岩⇒愛宕山の3ヶ所をご案内します。
スタッフは8:30に犬若青年館奥の広場に集合、(a)犬若青年館前と(b)犬岩前、および愛宕山の(c)展望館入り口に、マスコット・キャラの「超Cちゃん」をあしらった幟旗を立て、犬岩前に受付テーブルを出して、お客様を迎えました。また、テーブルの1台に、スタッフの1人が集めた「愛宕山の岩石+化石標本」を陳列しました。この頃から、絹糸のような氷雨が、また降り始めました。
三々五々お見えになるお客様の小グループに対応して、随時、1~3名の「市民の会」スタッフがガイドを行います。その内容の概略は以下の通りです。左上写真は、ベテランガイドの犬若海岸での解説。

以下で、(*)印は比喩です。
(1) 硬砂岩と泥岩、非マグマ起源の流離構造
(2) 正断層(大構造)と海食洞、
浸蝕と犬岩ファミリー(*)、
(3) 正断層(小構造)と犬岩、犬岩の保護
(4) 火砕流堆積物とアバット(不整合の一種)、
(5) 名洗層の級化層理と斜交層理、
(6) 千騎ケ岩(写真右)と空洞、
(7) 義経伝説(犬岩・犬若岬・千騎ケ岩)、
(8) 犬若岬と千騎ケ岩の崖地植物、ウミウ、
(9) 付加体とメランジュと高神礫岩_「日比友愛の碑」周辺
上記(1)では、犬若岬の弟犬岩(*)で、実際に、硬砂岩と泥岩の硬さの違いを、お客様に確認して頂こうとしましたが、足元には投棄された板ガラスが散乱しており、ゴミの不法投棄に遮られる形となりました。弟犬岩(*)の崖上では、ハマボッスやタイトゴメの肉厚の葉が、寒さで幾らか紅葉しながらも元気に生育中でした。