■ 下仁田 JGN関東大会 (上)

参加した9ヶ所の正会員GPおよび2ヶ所の準会員GPが屋外ステージの壇上に上がって、2分間スピーチをしました。銚子ジオパーク(以後、ジオパーク⇒GPと略称)は、お馴染みになった「いい銚子」のポーズ(”C”のゼスチュア)で参加者にアピールしました。
PRブースでは7ヶ所の正会員GPが展示を行い、銚子GPも南ア 図1.ステージで「いい銚子」 ルプスGPと一緒のテントで、パンフレットの配布や特産品の販売を行いました。
午後2時からは、下仁田文化ホールで、元・下仁田教育長の里中氏と、元・下仁田中学校教諭の神戸氏による、基調講演が行われました。
里中氏の『下仁田自然学校の活動について』では、下仁田のジオ活動の象徴=「下仁田自然学校」で創立当初から長きに亘り、町民だけでなく全国の賛同者を率いて来られた経験を、聞くことが出来ました。
神戸氏の『郷土を活かした学校連携プログラム・・・下仁田学習』では、理科・社会・総合学習の時間を使い、小中学生が連携して、地質・歴史・暮らしといった多岐に亘るジオに取り組んで来た様子が、活き活きと語られました。
下仁田自然学校の活動拠点=「下仁田自然史館」は、明治7年以来125年の歴史に幕を引いて1999年に廃校になった、青倉小学校の校舎を利用して開設されたものだそうです。

私は「ジオストーリー」の分科会に参加しました。ここは参加者が最も多かったので、8つの班に分かれて討議し、その結果を、班ごとに模造紙にまとめて発表しました。
私は1班に配置されていました。班内は石材に関心の高い人が多かったので、石材をテーマにしたジオツアーを企画し、 図2.ジオストーリーの討議風景 発表しました。
班内にいる6ヶ所のGPを3分割し、3種類の石材見学ツアーを企画しました。銚子は、「水郷筑波国定公園」を共有し、最も近い筑波山地域GPと連携して企画を進めました。
名高い筑波山の花崗岩だけでなく、中世から昭和前期まで砥石・屋根型墓石・宝篋印塔(ホウギョウイント
ウ)・垣根に多用されたものの今では採掘を中止した銚子石を始め、中世から社寺の礎石や垣根に利用されたものの今では資源が枯渇した飯岡石の見学もルートに組み込んで、他の班にアピールしました。
大会のプログラムは分科会をもって終了し、夕刻から交流会が開かれました。
交流会の食事では、下仁田ネギとコンニャクが多用されていました。加熱すると甘味を増す下仁田ネギの特徴を活かした、ネギのパスタが美味しく感じられました。
≪ (中)に続く ≫
文責&画像処理: 銚子ジオパーク推進市民の会(伊藤 小糸)
画像提供 : 銚子ジオパーク推進市民の会(房州 文子)