RIMG0013 去る4月25日に、「 銚子ジオパーク推進協議会」(以後、推進協と略称)が、JGN(日本ジオパーク・ネットワーク)に会員登録の申請書を提出しました。 「銚子ジオパーク推進市民の会」  (以後、「市民の会」と略称) は、これまで、銚子市や千葉科学大と共に、推進協のメンバーとして、 JGNへの加盟を目指して活動してきました。
 5月20日は、今年度の登録申請を受理した5つのJGN准会員を、JGNが、プレゼンテーションを通して公開審査する日です。因みに、銚子以外の4つの准会員は、秋田湯沢、八峰・白神、箱根、伊豆半島です。写真左は審査のポイント。

  銚子のプレゼンと質疑応答を担当する、銚子市長や市役所の推進協事務局の方と千葉科学大の安藤先生を応援するために、市役所の方々や千葉科学大の坂本先生や学生さんだけでなく、「市民の会」のスタッフ25名が、審査会場である幕張メッセに、応援に行きました。
 
DSCN1371  今回の審査は、 日本地球惑星科学連合の年次大会の一環として、メッセ国際会議場の3階の会議室で、15:30~17:10に行われます。これに先行する13:45~15:15には、既に JGN会員に登録されている、各地のジオパークによるバーチャル・ジオツアーや、GGN(世界ジオパーク・ネットワーク)に登録申請している阿蘇の公開審査があります。 

 早めに着いた銚子の人々が、2階の渡り廊下から会議場に入る時、入り口では、明日5月21日の朝に向けて、同連合内の「金環日食を見よう会」による明朝7:00~のイベント案内や、組立式の日食グラスの配布が行われていました。

 2階の会議室で、立ち見が出る程に盛況だったのは、やはり、地震・津波・放射能除染など、タイムリーかつ国民にとって切実なテーマを、種々の切り口で扱っている発表で、質疑も活発でした。

 2階の会議室外側のギャラリーには、JAXAJAMSTECNICT東大地震研東大大気海洋研、愛媛大などの独法(独立行政法人)・国法(国立大学法人)、および地質調査関係の企業のブースが並び、こちらも、地震関係が盛況でした。
 地球を取り巻く電磁波を研究している独法のブースに立ち寄り、前回の衛星の故障原因を、ある程度詳しく聞けたのは、個人的な収獲でした。

RIMG0007 13:30になったので、3階会議室に入ります (右上写真) 。会議が始まるまでに、こちらも、立ち見が出るほどに人が集まりました。
 前もって聞いていたとおり、 バーチャル・ジオツアーは、これからプレゼンをする准会員にとって参考になりました。担当したのは、島原、山陰海岸、洞爺湖・有珠、隠岐です。

 島原と山陰海岸(左写真)からは聴衆を巻き込む話術の巧みさを、洞爺湖・有珠からは図解を駆使した分かりやすいジオの説明方法を、隠岐からは複雑な地形が生んだ植生と伝統芸能の多様性の紹介方法を、それぞれ、学ぶことが出来ました。

 阿蘇は、JGN会員としてGGN登録を目指し、国内推薦を得るためにプレゼンを行いました。
 巨大カルデラを持つ阿蘇火山は、過去の噴火時に周辺に及ぼした影響の大きさ、外輪山山麓の豊かな生態系、それを利用した一次産業および観光業、古代から山麓に維持されてきた伝統文化など、どれを取っても、GGN登録に相応しい内容を備えていると思われます。
 ただ、それを国内や世界に向かって表現する時点でのハードルは、別物かもしれません。