Raihin_Nohira&Amano&Gakucho-001 引き続き、午後2時からは、「一周年記念講演会」が開催されました。
 講演会に先だって、野平銚子市長と千葉科学大学の赤木学長から来賓挨拶があり、次いで、千葉科学大学の安藤准教授から、本日の講師:茨城大学理学部の天野教授の紹介がありました。右写真は、左から野平市長、天野教授、赤城学長。

AmanoBig0414-001 天野教授の講演(左写真)では、茨城の県北に位置する広大なエリアを対象にしたジオパークを、どのように構想し、認定に向けて如何に推進活動を行い、また認定後はどのように活動を展開・継承しているかについて、語られました。

 カラフルなスライドを多用しての解りやすい講演で、講演会参加者も、「茨城県北ジオパーク」についての認識だけでなく、銚子でジオパーク推進活動を行うにあたり、多くの示唆を受けました。
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 右写真は「茨城県北ジオパーク」 推進協議会の構成:
 組織内では、茨城大学の学生が、自主的にHPを運営しつつ、中心的な活動を展開し、地域住民との連携活動を通じて培った経験が、学生の就活にも役立ったそうです。
 また、市民が自主的にジオツアーを企画し、その活動の輪が広がっていることも、ここのジオパークの特徴だそうです。

KenpokuGeoKoso0414-001 左写真は「茨城
県北ジオパーク」の構想(図上の色分けは地質時代区分に準拠、赤は古生代、水色は中生代、黄色は新第三期までの新生代): 特産のリンゴをイメージしたマスコット・キャラクターで案内します。
 
 右下写真は「茨城県北ジオパーク」のジオサイト・マップと各ジオサイトの特徴:  特筆すべきサイトには、 
 ①古生代カンブリア紀(約5億年前)の地層=日立鉱山
   (銅の産出量が明治期は日本一で日本の工業化を支えた) 、
 ②中生代ジュラ紀の付加体=八溝山地、
ChishituKankoMap0414-001 ③中生代白亜紀のアンモナイト産出=平磯海岸、
 ④新生代中新世の海底火山=袋田の滝、
 ⑤新生代中新世に由来のリアス式海岸=五浦の海食台
   の天心の六角堂、
などがあるそうです。
 五浦の海食台に は、”ガス・ハイドレートの化石”としての”炭酸塩ノジュール”を含む奇岩が多く、この風景に、岡倉天心(近代日本画改革運動の推進者)は惹かれたと言われています。
 また、ジオパークの認定には、地質遺産だけでなく、考古学的・歴史的・文化的な遺産についても、存在の訴求が必要になるそうです。
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 「3.11」では、五浦の六角堂が津波で流出しただけでなく、かつては海だった千波湖の周囲を埋め立てた地域(左写真)で大規模な液状化が発生し、湖岸の水戸市役所も傾斜したまま、未だに復旧していないそうです。
 ジオパークでは、地域住民が、居住地周辺の地形・地盤への理解を深め、予め災害対策を立てることも活動の一環にすることが重要、と語られました。