11月12日に「下仁田ジオパーク」(群馬県甘楽郡下仁田町)へ行ってきました。

下仁田町川井で見られる「中央構造線」の露頭(左写真)は、関東では最大規模の露頭です。

断層面には、幅約2mの黒色の断層粘土が見られます。
次に、「根なし山の滑り面」(右写真)を見てきました。青倉小学校前を流れる青倉川の対岸(右岸)の断層です。断層は、川岸の崖に約25mにわたり露出しています。
上盤が下盤より固く、出っ張っていて風化・侵食に強いのが分ります。また、上盤の「跡倉層」を下から見ると、ずり動いた後の スジが無数に見られます。
青倉小学校は、生徒数の減少により廃校になりました。
現在では、「下仁田自然史館」(左写真)として、ジオパークの資料などを展示しており、下仁田ジオパーク活動の拠点になっています。

観光ボランティアの方がガイドをしてくれました。下仁田には半日滞在し、ジオサイトを2か所見ることができました。
下仁田は、銚子と同じく、ジオサイトがコンパクトに纏まっていて、次のジオサイトにもすぐ行けるのが特徴です。
下仁田町川井で見られる「中央構造線」の露頭(左写真)は、関東では最大規模の露頭です。

手前は「中央構造線外帯」の緑色片岩です。向こう側は「中央構造線内帯」の「下仁田層」の砂岩です。
幅広い破砕帯によって、断層の大きいことがわかります。次に、「根なし山の滑り面」(右写真)を見てきました。
断層面は上下2段に分かれています。
上盤の黒ずんだ塊状の岩体は、中生代白亜紀に海底に堆積した砂質泥岩で、「跡倉層」と呼ばれています。
下盤は青緑色の岩体で緑色片岩です。 中古生代の地層が、大きな圧力を受けてできた変成岩です。
上盤の黒ずんだ塊状の岩体は、中生代白亜紀に海底に堆積した砂質泥岩で、「跡倉層」と呼ばれています
下盤は青緑色の岩体で緑色片岩です。

青倉小学校は、生徒数の減少により廃校になりました。
現在では、「下仁田自然史館」(左写真)として、
上記のような地層の説明は、一緒に行った人にとっては、難しかったようです。
食関係では、「下仁田かつ丼の会」がやっているスタンプラリー、「こんにゃく手作り体験」のチラシを貰ってきました。