DSC01415 5月17日(木)午後7時~8時半に、 基礎講座の第3回が開催され、60名以上の参加者がありました。 今回も、教室前に幟旗を立て、テーブルを出して、「市民の会」のスタッフが、千葉科学大の学生さん達に 代わって、受付や地学テキストの販売などの事務処理を、講座開始まで行いました。講座開始後は、学生さんにバトンタッチしました。

  前半の安藤先生は、前回は駆け足で説明された「海岸地形のでき方」を、スライドや板書を使って 詳しく説明されました。特に、屏風ヶ浦の洪積台地(下総台地)について、どのようにして谷頭浸食が進んで行くかを解説されました(左上写真)。
 今日は、休憩時間に、この部分について、多くの質問がありました(下左右写真)。
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 後半の坂本先生は、「堆積岩の分類とでき方」を、写真や配布資料で説明されました。

 堆積物は続成作用を受けて堆積岩になります。 続成作用には、上載圧力(圧密現象)のような物理的作用と、膠結(化学生成物を析出して固結力を高める)のような化学的作用があります。 物理的作用と化学的作用は、堆積修了と同時にスタート、初期は物理的作用が支配的で、その後に化学的作用が数万年に亘って継続します。屏風ヶ浦の香取層などは、 膠結が不十分なうちに海退が起きて地上に現れたため、雨水の浸透によって浸食され、谷頭浸食が発達しています。
 一方、 火山灰が地上に降下後、火山灰が持つ熱と重量によって、その一部が溶融し、圧縮されてできた凝灰岩を、溶結凝灰岩と呼びます

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坂本先生は、結晶が素晴らしく、珍しい岩石の写真を見せて下さいました。種類は、磁鉄鉱・銅・方鉛鉱・ダイアモンドです。磁鉄鉱は、 別の石の中に、黒い円錐?型の結晶を見せて埋まっています。
 や金は、純粋な結晶を作りやすいため、精錬技術がなかった古代から利用されてきた、という説明もありました。
   
 また、地球の歴史や未来についても言及があり、地球には氷河期が周期的に到来するのに対して、必ずしも温暖化は起きないのではないかと、心配?している研究者も居るということです。

 坂本先生は、今年から学部長になられて、お忙しいのですが、この講座では、あと3回、講義して下さるそうです。
 
 来週は、授業の前半に、安藤先生の「島原ユネスコ会議報告」があります。